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SEO対策は意味がないのか?
web担当者となった方の中には、SEO対策は本当に効果が出ているのか疑問で、SEO対策自体に意味があるのか?と疑っている方もいると思います。
結論を言えば、SEO対策に意味はありますし、効果もあります。それはGoogleが出している公式文書「Google検索セントラル」でも具体的な方法や考え方が書かれていることからも明らかです。
では、どのようなSEO対策が意味がないのか。今回はSEO対策自体を考えます。
今回の記事内容のご紹介
まずSEO対策で重要なのは「ユーザーファースト」であるという事を説明します。
そして、なぜSEO対策には意味がないと言われるのか、その理由について考察してみたいと思います。また、意味のないSEO対策にはどのようなものがあり、反対に意味のあるSEO対策とはどのようなものなのかを挙げてみます。
最後に、意味のないSEO対策と意味のあるSEO対策を一覧で示し、いつでも意味あるSEO対策が閲覧できるように示し、まとめています。
ご興味のあるところからご覧頂けます。
1:なぜ、SEO対策は意味がないと言われるのか?
1.1:SEO対策には時間がかかる
原則として、SEO対策はすぐに効果が出ることは少なく時間がかかります。効果が出るまでに時間がかかるのが、SEO対策の意味はないと言われる一番の理由です。
Googleが公開している「検索セントラル」では、通常は 4 か月から 1 年かかると明言されています。
SEO対策の効果が出てくるのは、最短でも4ヶ月近くかかるので、すぐに諦めるのではなく長期的に成果を積み上げていくことが重要です。
しかし、検索ボリュームが少ないスモールキーワードなら、競合が少なく上位表示の難易度が低いため、短期間で上位表示させることができます。
★Google公式「Google検索セントラル – SEO業者の利用を検討する」
1.2:CVに繋がらない
SEO対策を行い検索上位に表示されるようになっても、必ずCVに繋がるとは限りません。CVに繋げるためには、ユーザーが求めるコンテンツの作成やCVのための導線作りが必要です。
ユーザーは求める情報がなければベージから離脱してしまいます。そのため、検索意図にあったコンテンツを作成しないと、CVに繋がることはありません。
CVに繋げるためには、SEO対策だけでなく、ユーザーのことを考えたコンテンツを作成することが重要です。
1.3:Googleのコアアップデートによる検索順位の変動がある
Googleのコアアップデートが行われると、検索順位が大幅に変動します。
Googleは定期的に検索エンジンのコアアップデートを行なっています。コアアップデートは、ユーザーに役立つ情報を上位表示するために行われるアルゴリズムのアップデートです。
コアアップデートの影響で上位表示できていたのにも関わらず、突然検索順位が大幅に下がってしまうことがあります。
しかし、Googleは常にユーザーのことを第一にアップデートを行います。そのため、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを作成することが、コアアップデートの影響を受けにくいため重要です。
2:意味がないSEO対策
2.1:効果の出ないSEO対策の特徴とは?
SEO対策では、闇雲にコンテンツを長くしたり、キーワードを詰め込めばいいわけではありません。
効果が出ないSEO対策を3つ、ご紹介します。
2.1.1:コンテンツが意味なく長い
コンテンツを意味もなく長くするのは、効果の出ないSEO対策です。
上位表示されているコンテンツは、文字数などが多く、長いことが多い傾向にあります。
しかし、長いコンテンツが上位表示されている理由は、コンテンツが長いことではなく、専門性や網羅性などが評価されているためです。
そのため文字数などを無理やり増やし、長いコンテンツにするのは、ユーザーにとって見づらいコンテンツとなり、逆効果となってしまいます。
コンテンツを長くするのではなく、必要な情報を正しく伝えることがSEO対策としては重要です。
2.1.2:意味のない大量のキーワードの詰め込み
意味のないキーワードを大量に詰め込んだコンテンツは、ペナルティの対象となり、SEO対策において逆効果です。
クローラーはタイトルや見出しに含まれているキーワードから、コンテンツの内容を判断します。
そのため、キーワードを詰め込めばいいと思ってしまうこともありますが、評価が分散し上位表示ができなかったり、ペナルティを受けたりします。
ユーザーに役立つコンテンツを作成することを意識し、適度にキーワードを含めることが重要です。
2.1.3:HTML要素へのキーワードの羅列
コンテンツのタイトルや見出しだけでなく、HTML要素へのキーワードの羅列も効果の出ないSEO対策です。
具体的には、メタキーワードや画像のalt属性にキーワードを羅列することが挙げられます。
また、メタキーワードに関しては、Googleが検索順位の評価に含めないと明言しています。
メタキーワードや画像のalt属性などのHTML要素は、複数入れるのではなく、適切なキーワードを設定することが重要です。
2.2:意味のないSEO対策のなれの果て
ここまで効果の出ないSEO対策を紹介してきましたが、このようなSEO対策を続けてしまうとどうなってしまうのでしょうか。
意味のないSEO対策のなれの果てをご紹介します。
2.2.1:サイト自体の放置
意味のないSEO対策を続けていると、検索上位に表示されることがないため、最終的にはサイト自体の放置に至ってしまいます。
検索エンジンは、定期的に新しいコンテンツを追加したり、リライトを行なっているサイトを評価します。
そのためサイト自体を放置してしまうと、検索エンジンの評価は下がり、より検索順位が下がってしまいます。
SEO対策を行う上では、定期的にサイトを更新することも重要です。
しかし気をつけるべきは、過去に書いた文章を一部直しただけで、日付の更新を行うことは避けましょう。
日付の更新を行うことは、新たなコンテンツを追加したなど、ユーザーにとって有益なことが行われた時に限定しましょう。
2.2.2:意味のないコンテンツの量産
効果の出ないSEO対策を続けていると、意味のないコンテンツの量産に繋がってしまいます。
ユーザーのことを考えておかないと、単なるキーワードの羅列や重複したコンテンツが増えるだけです。
このような意味にないコンテンツが量産されると、最終的には検索エンジンの評価も下がり、検索順位が下がります。
意味のあるコンテンツを作成するためには、ユーザーのニーズを常に考えて、コンテンツを作成することが重要です。
3:SEO対策のコア概念「ユーザーファースト」
3.1:検索エンジンに向けた対策には意味がない?
ここまでで紹介してきたような、検索エンジンだけのことを考えたSEO対策は意味がないことが多いです。
検索結果で上位表示させるためには、検索エンジンだけでなく、ユーザーのことも考えてコンテンツを作成する必要があります。
しかし、XMLサイトマップの送信などは、意味のある検索エンジン向けのSEO対策です。
検索エンジンとユーザー、両方のことを考えてコンテンツを作成することが重要となります。
3.2:Googleの目指す未来と同じ方向を向くことが大事
SEO対策を行う上では、Googleの目指す未来と同じ方向を向くことが大切です。
Googleは検索順位を決める上で評価するコンテンツなどをまとめた、「Google 検索の基本事項」を公開しています。
また、検索エンジンの開発にあたり、「Googleが掲げる10の事実」でユーザーを最優先することを明言しています。
このようなGoogleが公開しているガイドラインに沿って、ユーザーファーストを徹底したコンテンツを作成することが重要です。
★Google公式「Google 検索の基本事項」
★Google公式「Googleが掲げる10の事実」
4:本当に意味のあるSEO対策は何か?
4.1:ユーザーファーストの追求
SEO対策を行う上で、一番重要なのがユーザーファーストの追求です。
先ほどもご紹介した通り「Googleが掲げる10の事実」にて、Googleはユーザーのことを最優先すると明言しています。
そのため、ユーザーが見やすい・使いやすいコンテンツを作成することが大切です。
検索エンジンだけでなく、ユーザーのことも考えてコンテンツを作成することがSEO対策において一番重要な点となります。
4.2:E-E-A-T
E-E-A-Tとは、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取った言葉です。
このE-E-A-Tも、SEO対策において重要な指標になると、Googleの検索品質評価ガイドラインで明言しています。
専門家が書いた記事や体験した人が書いた記事を評価し、上位表示するというものです。
4.2.1:経験(Experience)
経験(Experience)は作成するコンテンツにおいて、作成者が実体験や経験のことです。
あるテーマにおいて、その実体験や経験を持った人が作成したコンテンツが高く評価されます。
例えば、あるテーマ「A」があったとします。
この「A」について、1ヶ月経験した人が作成したコンテンツよりも、10年経験した人のコンテンツの方が、体験や経験の量が多いので信頼されます。
このような経験がある人のコンテンツを評価するのが、経験(Experience)です。
4.2.2:専門性(Expertise)
専門性(Expertise)はある分野やテーマにおいて、そのコンテンツの作成者が持つ知識やスキルのことです。
コンテンツの作成者が、専門性の高い知識などを持っていると評価されます。
例えば「A」について、知識がない人が作成したコンテンツよりも、知識が多い人のコンテンツの方が信頼されます。
このような知識やスキルの高い人が作成したコンテンツを評価するのが、専門性(Expertise)です。
この専門性は、特定テーマに限定した記事を作成することでも追求することが可能です。
4.2.3:権威性(Authoritativeness)
権威性(Authoritativeness)は、コンテンツを作成した人が信頼性や認知度が高いかどうかです。
コンテンツの作成者が信頼できる情報源か、認知されているかで評価されます。
例えば、誰が作成したかわからないコンテンツよりも、その分野で有名な人が作成したコンテンツの方が信頼されます。
このような信頼性や認知度が高い人が作成したコンテンツを評価するのが、権威性(Authoritativeness)です。
4.2.4:信頼性(Trustworthiness)
信頼性(Trustworthiness)は、コンテンツ内容の正確性や信頼性などのことです。
正しい情報を掲載していたり、SSL接続のwebページかどうか、などで評価されます。
例えば、間違った情報を掲載していたり、ユーザーが誤解するような表現をしているコンテンツは評価されません。
このような情報の正確性や信頼性が高いコンテンツを評価するのが、信頼性(Trustworthiness)です。
5:SEO対策で成果の出ない本当の原因は何か?
5.1:ゴールの見えない計画
いきなり大きなゴールを設定してしまうと、ゴールが見えずに意味のないSEO対策を行なってしまいます。
SEO対策では、達成できるゴールを決めることが重要です。
何を改善するのか、どのキーワードを狙うのかなどを決めておかないと、成果が出ず、時間の無駄遣いとなってしまいます。
成果の出るSEO対策をするには、達成できるゴールを設定し、それを達成するための具体的な手順を決めることが必要です。
5.2:情報の氾濫
ユーザーのことを考え、価値のある情報を届けることは重要です。しかし、検索エンジン上では多くの情報で溢れかえっています。
競合が多いキーワードだど、価値のあるコンテンツを作成しても、他のコンテンツに埋もれてしまう可能性があります。
そのため、ビックキーワードなどの似たようなコンテンツがすでに多く存在している場合、上位表示するのが難しいです。
いきなりビックキーワードを狙うのではなく、まずはスモールキーワードからコンテンツを作成することによって、SEO対策の成果を出せる可能性が高まります。
6:まとめとして
ここまで、以下の内容をご説明しました。
1:なぜ、SEO対策は意味がないと言われるのか?
2:意味がないSEO対策
3:SEO対策のコア概念「ユーザーファースト」
4:本当に意味のあるSEO対策は何か?
5:SEO対策で成果の出ない本当の原因は何か?
今回は、なぜSEO対策には意味がないと言われるのか、その理由について考察し、意味のないSEO対策と意味のあるSEO対策をご紹介しました。
適切なSEO対策を行えば、検索上位に表示されたりとSEO効果が期待できます。
SEO対策においては、ユーザーファーストを心がけてコンテンツを作成するのが一番重要です。
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