今回はweb解析基礎講座の続きとして、ユーザーが流入してくる際の分析目線について書いてみたいと思います。なんとなく分析ツールは見ていて、流入の数値も見てはいるが、実際どういう考え方で流入を見ればいいんだろう?という方は、ご参考に一読いただければ幸いです。
リファラーとノーリファラー
サイトへのユーザーの流入を調べるとき、ユーザーがどこからきたのか、その参照元がわかるかどうか、つまり、リファラーかノーリファラーかを見ることが重要です。
以下に例を記載します。
(リファラー:参照元が判明するケース)
・検索サイトからの流入
・広告経由
・SNS経由
(ノーリファラー:参照元が判明しないケース)
・ブックマークからの流入
・アドレスバーからの流入
・ブラウザ履歴からの流入
・アプリリンクからの流入
リファラーかノーリファラーかを判別したら、リファラーについて、いくつかの視点で分析して見ることが重要です。
(リファラー分析の視点)
・広告の状況を把握する
・SNS施策との連動状況を把握する
・日別・時間別状況を把握する
ユーザーの検索するキーワードの分析
次に、リファラーがサイトに流入してくる際に検索するキーワードの調査です。
これはワード単位、フレーズ単位の両方を分析します。ユーザーがサイトにどのようなキーワードで流入してきているのかを把握することができれば、広告キーワードの精査や自然検索のキーワード傾向の把握などに繋げることができます。
また、広告対策では想定しているターゲットへの効率的な訴求、自然検索対策ではSEO対策の強化にもつながります。
自然検索での検索ニーズを把握する
自然検索での検索ニーズを把握することは、サイトへの流入数を増加させるためのSEO対策の強化につながります。
その際、キーワードの傾向把握や関連キーワードの把握に役立つものが「キーワードプランナー」というツールになります。また、検索ニーズ把握のため、SEO対策のために役立つものとして「Google Search Console」になります。
ここではツールの詳細な使い方の説明は省きますが、後者Google Search Consoleについて、どこを見ればいいのかをお伝えしておきたいと思います。見るべきポイントは3つあります。
①クロールエラー
こちらGoogleの検索エンジンがサイトにアクセスしてきた際にエラーが出ることがあります。もしクロールエラーが出ているようであれば、エラーの内容を確認し、その原因を調べることが重要です。
②検索アナリティクス(分析)
こちらは検索キーワードの分析になります。検索エンジンでの表示回数、クリック数などを見てみましょう。
③サイトマップ
検索エンジンに送信したサイトのURLが、検索エンジンに認識されているかを確認します。
広告経由の流入、自然検索からの流入。
ユーザーの検索キーワード周辺を調査し、自分のwebサイトのターゲットに届くように、キーワードを整えていく。そのためにツールを活用しながらユーザーの動きを解析し、サイト内を改善、広告を改善し、流入数を増やしていくことが重要です。
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さて、今回はユーザーが流入してくる際の分析目線について書いてみました。
web解析で流入分析をする際の基本的な考え方を紹介しました。
web解析について知る第一歩として、お役に立ちましたら幸いです。
弊社Technogramでは、webサイト制作から運用・改善まで一貫して請け負っています。まずは現状のサイトの簡単な分析や改善について話を聞いてみたいなど、どんな小さいことでも大丈夫なので、お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。
ここまで記事をお読み頂きありがとうございました。
それでは、次回記事までしばらくお待ちください。