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web解析基礎講座
〜第6回:ランディングページ分析の基礎〜

公開日:2022年08月12日
更新日:2023年09月04日

今回はweb解析基礎講座の続きとして、ユーザーが最初に着陸するページ、ランディングページの分析の基礎について書いてみたいと思います。

 

ランディングページとは

最初にランディングページとは何か。

それは、ユーザーが最初に到達するページのことです。

(英語でランディングは「着陸」という意味があります。)

例えば、広告と連動させて広告をクリックすると到着するページでもありますし、また、webサイトにアクセスしてきて、最初に到着するページでもあります。例えば自然検索から検索してきて、最初に閲覧が開始されるページなどです。

 

このランディングページで重要なことは、そのページがユーザーの目的に合っているかどうかを確認することです。ユーザーが最初に見るページですので、ユーザーの目的にあっていなければ即刻、ユーザーは離れていってしまいます(直帰率が高い、といいます)。

 

このランディングページの分析において、重要なことは2つあります。

 

①直帰率の高いランディングページの確認と、そのページの閲覧開始数の把握

②閲覧開始ページの参照元(リファラーといいます。)の確認と、キーワードの分析

 

①においては、ユーザーの直帰率が高いページを見つけ出し、なぜ直帰率が高いのか、その要因を分析し、改善するためのヒントを得るために重要なことです。

②においてはそもそもユーザーがどこから流入してきたのか、どのようなキーワードで流入してきたのかの情報を得る事が重要になります。

この2つの情報を持って、ランディングページの改善に役立てます。

 

LPOとは

LPOという言葉を聞いたことはあるでしょうか。

LPOとはLanding page optimizationの略で、「ランディングページの最適化」の手法のことです。

ランディングページの最適化・改善のためには、まずはデータの検証とそれに基づく分析・施策立案が大事です。そして、LPOの手順としては、ユーザーの行動に沿って考えてみる事が大事になります。

 

①ランディングページへの流入状況を把握する

②ランディングページ自体の分析をする

③ランディングページの目的であるコンバージョンの量と質の確認を行う。

 

①においてはランディングページへのユーザーの流入状況を、アクセス解析ツールで把握し、現状をチェックします。

②においては、そのランディングページで直帰率が高かった場合、どこでユーザーが離れてしまっているのか、ヒートマップツールなどを用いながら、ランディングページの中身自体をチェックします。

③においては、ランディングページの本来の目的であるコンバージョン(成約:資料請求ボタンのクリックなどです)の量と質のチェックを行います。

 

ここでは、web解析の考え方のみお伝えすることに主眼を置いていますので、Google Analyticsの使い方などは解説しませんが、直帰率の確認や調査などにはweb解析ツールを用いて、調査分析を進めてください。

 

LPOの検証方法

さて、このLPOの検証の方法ですが、大きく分けて2種類存在します。

 

①A/Bテスト

②多変量テスト

 

①については、2つ以上のページ(デザインや訴求内容の違いで差異を出す)をランダムに表示させ、直帰率やコンバージョン率、閲覧時間などを比較します。

②については、ページの構成要素を分解し、その構成要素の違うパターン(順序の入れ替えや構成要素自体の変更)を複数用意して比較します。

 

この2つの方法は、各種ツールなどを用いながら進めていく作業になりますが、大切なことは、ページ検証のための情報設計が必要なこと、また、ユーザーの反応を上げるためにはどうすれば良いのかを、データから分析する目線が必要となることです。

 

ーーー

 

さて、今回は簡単にランディングページの分析目線について書いてみました。

web解析でランディングページの分析をする際の基本的な考え方を紹介しました。ランディングページの解析について知る第一歩として、お役に立ちましたら幸いです。

 

弊社Technogramでは、webサイト制作から運用・改善まで一貫して請け負っています。まずは現状のサイトの簡単な分析や改善について話を聞いてみたいなど、どんな小さいことでも大丈夫なので、お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。

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ここまで記事をお読み頂きありがとうございました。

それでは、次回記事までしばらくお待ちください。

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