目次
web分析の基本的な考え方
自社でwebサイトをもち、アクセス解析ツールを使って数字を見る方も多いのではないでしょうか。しかし、数字を目の前にして、実際にどうみていけばいいのか迷うことが多いのではないでしょうか。
Web分析の考え方はシンプルです。
それは「比較」です。
この比較の目線を切り替え、データを整理していくのがおすすめです。
例えば以下の切り口でデータを見ることが考えられます。
・時間軸(日・週・月)
・訪問軸(初回訪問・リピート)
・環境軸(パソコン・スマホ・タブレット)
・ユーザー軸(新規ユーザー・既存ユーザー)
この切り口でデータの比較を行い、そこから何か変化・違い・パターンを把握し、改善施策の足がかりとします。
分析レポートの役割は2つ
さて、web分析で欠かせないレポート。みなさんもwebの担当者や制作会社から届くレポートを見たことがあるのではないでしょうか。
そもそもなぜレポートが必要なのでしょうか。その理由は大別できます。
・データの共有(事実・解釈)
・振り返り
理由の一つに、解析ツールで収集したデータの共有があります。
これは収集した事実としてのデータの共有と、そのデータに基づくレポート作成者の解釈の共有という2つがあります。
もう一つの理由に振り返りがあります。
これは過去のデータを振り返るという備忘録の役割と、以前実施した改善施策の内容や結果を振り返るという記録の役割があります。
レポートの役割を最初に考えることは、視点を過去に置くのか現在に置くのか、その判断基準を作る際に重要なことになります。
レポートの種類
ではレポートにはどんな種類があるのでしょうか。
これもレポートの役割同様、大別できます。
・定点観測レポート
・カスタム分析レポート
定点観測レポートというのは、各施策の振り返りのために使うレポート、
カスタム分析レポートは特定課題に基づき、分析を行うためカスタマイズされたレポートというものです。
以前行った施策の振り返りのためのレポートなのか、それとも特定の課題に言及しているレポートなのか、まずはレポートの役割と種類を明確にして、レポートの目的を把握しましょう。
改善施策の出し方
レポートは改善施策のヒントを教えてくれるものですが、施策そのものを教えてくれるわけではありません。レポートを踏まえて改善施策は自分たちで考えていかなければなりません。
改善施策は担当者一人で考えるものではありません。
関係者全員で考えていく必要があります。
それにはブレインストーミングが有効です。
もはや説明はいらないかもしれませんが、
ブレインストーミングとは、簡単にいえば多人数でのアイデア出しのための話し合いです。
その際にはいくつか注意点があります。重要なところは以下になります。
・人の発言の否定はダメ
・発言内容に制限は設けない
※もちろんハラスメント系発言はNGですが。
レポートを参照し、課題を抽出し、いざ改善施策を考えていく段階。
オンライン施策含め、オフラインでも改善施策はあるかもしれません。
一つの見方に縛られず、多方面から意見を出し合って改善施策を考えていくことが不可欠です。
web分析での鉄板「PDCA」
「PDCA」
もはやビジネスフレームワークの鉄板的存在ですね。
もちろんweb分析でも使えます。
すでに知っている方も、知らない方も簡単に復習しておきましょう。
P(Plan):施策や行動計画の検討
D(Do):実際に実行する
C(Check):実行結果を確認・分析し、問題・課題を整理、改善施策を考える
A(Action):改めて、改善施策を実施する→Pへ戻る
Web分析では、このフレームワークに長期・短期の目線を加えましょう。
例えば、検索流入を増やすためのSEO対策の実施にしても、施策の検討から実施までにはある程度の準備期間が必要ですし、実施したからといって、すぐに効果が出るわけでもありません。
効果が出るまでには期間がかかる。web改善施策の宿命です。
Web分析でPDCAを考えるときは、「長期的・短期的目線」で考え、それぞれ計画・施策を用意すること。
長い目線・短い目線の両方を持って対応していきましょう。
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さて、今回はweb分析の考え方について書いてみました。
Web分析の際の基本的視座になりますので、まず個別施策に入る前に、確認しておきたいことをまとめてみました。Web分析を考える際の最初の一歩として、お役に立ちましたら幸いです。
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