今回はweb解析基礎講座の続きとして、サイト内のユーザーの経路の分析ついて書いてみたいと思います。
ユーザーがサイトの中に入ってきたら、何に注目すればいいの?その基本的な考え方はどういうものなの?
という方は、ご参考に一読いただければ幸いです。
目次
サイト内経路分析とは
サイト内経路分析とは、サイト内に入ってきたユーザーの行動を見るための分析です。つまり、ユーザーがどのページから入ってきて、どのページに移動したのか、ユーザーのページ間遷移についてアクセス解析ツールを使いながら分析していくことになります。
では、どのような部分に注目していけばいいのでしょうか。
それは、
・閲覧開始ページは何か
・ページごとの滞在時間はどれくらいか
・特定ページの回遊時間はどれくらいか
・どのページからどのページに遷移するユーザーが多いのか
・当初想定したページ間の移動をユーザーがしてくれているのか
などを分析していくことになります。
想定通りの行動をユーザーがしているか
サイト内経路の分析の目的はなんでしょうか。それはユーザーにこちらが意図した行動を促進させ、サイト内の導線を整えるためです。
サイト内経路分析を考える際に、気を付けておくべきことは以下のことです。
・ランディングページから想定していたシナリオ通りに
ユーザーは行動しているか
・ユーザーの迷っている遷移はないか
ユーザー行動からサイト内経路とページの遷移状況を確認する。
そして、ページ間の遷移と共にページごとの滞在時間から離脱状況も一緒に把握する。
そこからなぜ離脱しているのか、その離脱の原因を考えていく。
ユーザーの実際の行動を把握し、想定の行動からずれていた時、例えば離脱が多い時に、その離脱の多い原因・要因を調べていく。
どこがボトルネックになっているのかを調べていく。
大きなところから小さいところへ思考が流れていくことは、web分析に限らず、あらゆる問題解決に共通の思考だと思います。
コンバージョンに結びつくか
さて、サイト内経路分析の最終地点はなんでしょうか。
それはコンバージョンの達成です。つまり、ユーザーの実際の遷移状況の、どこを直していけばコンバージョンの達成に結びつくか、その要因を分析することが大事です。
ここでサイト内経路分析の分析視点をまとめます。
①コンテンツ別の閲覧状況の見える化
②ユーザー別閲覧状況の確認
③コンバージョンユーザーとの関係性確認
サイト内経路分析をする際の視点として押さえておくといいでしょう。
Googleアナリティクスでの確認方法
最後にGoogleアナリティクスにおいて、どこを観察すればいいのかをご紹介します。
①ページ状況確認
まずGoogleアナリティクスで、
行動>サイトコンテンツ>全てのページ
を見てみましょう。
②各ページ状況
続いて、各ページ状況を見てみましょう。
この際にセカンダリディメンション機能を使い、「前のページ遷移」で、どこのページから来たのかを把握しましょう。
ここで注目するのは、
・離脱数の多いもの
・離脱率×ページビュー数が共に高いもの
になります。
③条件の指定
条件を指定し、さらに各ページの状況を把握しましょう。
ここでは新規ユーザーやランディングページ、キーワードを選択しています。
セグメントの活用で、遷移ページの中からコンバージョンに結びつきやすいところ、遷移率の低いところを確認し、ボトルネックになっている箇所を探します。ボトルネックになっている箇所はどこか、どの遷移を伸ばせばコンバージョンの増加につながるかを分析します。
ただ注意点として、離脱率の高い=ページコンテンツの価値が低い、という関係になるわけではないことに注意が必要です。
ページ内容を確認しながら進めていきましょう。
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さて、今回は簡単にサイト内経路分析の目線について書いてみました。
web解析でユーザーのサイト内経路を分析をする際の基本的な考え方を紹介しました。
サイト内経路の分析について知る第一歩として、お役に立ちましたら幸いです。
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